ユニットの修理 3


●このユニットご存じですか? 見た事あります? 知って居たらかなりのマニアかセレブの方です。
その名は「EOS Artemis」
システム定価 ¥1,300,000
そのウーハーユニットの修理依頼でした。見るまでは手の出せる代物か心配でしたが実際のそれは何とも普通のカーオーディオレベルのユニットでした。


EOSのバックプレートです。
アルミフレームはナント、何と、なんと、プラスチックなんです。コーンはパイオニアカーオーディオスピーカーみたいなハニカム構造のでしたけど。。
ユニット単品価格だって10万円以上する計算ですが???
実際のシステムの音は聞いた事は御座いません。修理は、総分解しなければ成らない大変な作業でした。


 


●タンノイのツィーターの修理依頼も承って居ります。


 


●珍しいスピーカーの修理依頼が来ました!
現在は永久磁石を使ってスピーカーを鳴らして居ますが、昔はコイルにDC電圧を加えて電磁石で鳴らして居ました。これはその時代のスピーカーです。
RCA MI-1444


 


●MI-1444
蝶形ダンパーと呼ばれる部分です。現在のダンパーはまったく違う形ですね。ボイスコイルの断線修理を行いました。


 


●テクニクスのフラットスコーカーSB-M1の断線修理依頼品です
フラットスピーカーも基本的には普通のスピーカーと同じです。コーンの上に平らなボードが乗って居るだけです。分解~組み立て工程が多く成ります。


 


●ビクターの球形スピーカー GB-1シリーズ
喫茶店、飲食店で多く使われて居た関係で、内部の埃の堆積が凄いので分解整備が必要です。整備承ります。


 


●ビクターのファインセラミックスコーカーです。
ZERO-1000のスコーカーです。断線修理でした。


 


●パイオニア S-955Ⅲのリボンツィーターです。
PT-R7IIIと同等のベリリウムリボン型ツィーターです。 120khzまで再生可能との事です。分解整備中画像です。


 


●YAMAHA NS-515Fのツィーターです。
新しいスピーカーなのに金属疲労による断線でした。作り込みの悪さが原因の故障でした。


 


●Western Electric ヘッドホンの修理が来ました。
片側のユニットが鳴らない物でした。修理後に音を聞きましたが、オーディオ用の音では無く、通信用途な音でした。


 


PATRICIAN800 の76センチウーハーです。
一緒に写って居るアルテックの38センチなのでその大きさが判りますね。
ボイスコイルボビンのセンターズレで歪、ビビリ修理でした。


 


●RCA LC-1A
特徴的なコーン上のコブも剥がしての修理と成りました。中央にツィーターが有り蝶の様なディフィーザーが付いて居ます。


 


●YL音響 D-1800番
YL音響さんでは既に修理対応出来ないとの事で当工房に入って来る事が多く成って居ます。
ダイヤフラムは入手不可なので、酷い損傷は修理出来ない場合も多々御座います。


 


●AXIOM 80
この機種も最近多く入って来ます。組み立て調整に多くのノウハウが必要で時間も要します。これは磁気回路スリットの調整まで行いました。


 


●Wharfedale W70のユニット群です。
各ユニットの修理を行いW70に載せた物です。


 


●YL音響 75000番
最近修理依頼が増えているYL音響ドライバー。歪、ビビリ修理依頼品です。


 


●HARTLEY CONCERT MASTER 6 ツィーター歪修理
他の修理屋で修理出来なかったユニットが回って来ました。
センター調整ではダメでエッジを固める事で修理完了と成りました。構造的に大変難しいユニットでした。


 


●タンノイ STIRLING / HW
同軸ホーンツィーターが鳴らないと言う修理品でした。
原因は、ツィーターレベル調整の配線プレートのひび割れによるものでした。これを直して鳴らして見ると、レベルコントールが効きません。回路を追うと、効かないのは当たり前の回路でした。良く見ると余計な配線が有り修理経緯をお客さまに聞くと、輸入元のティアックの修理を受けた時にたとえプレートが切れても鳴らなく成らない様にしておきましたと言われたそうです。
その配線変更がレベルコントールを効かない状態にしておいて、なおかつプレートが切れて鳴らなく成ったとは、ティアックさんのサービスマンの質を疑う修理でした。


 


●パトリシアン使用のエレクトロボイス T250
歪修理とメンテナンス依頼品です。


 


●インフィニティ RS8 Kappa POLYDOME K
このユニットは劣化している物を良く見かけますね。マグネシュウム振動板で張り替えました。困って居る方は多いと思いますのでご用命下さい。


 


●Lorenz 30㌢同軸ユニットのツィーター修理。
流通が少ないのか珍しいユニットです。金属疲労断線でした。


 


●ホンダビート用パワーアップウーハーのエッジ交換依頼品です。
適合エッジが無いので、特注で作ったエッジを張り込みました。熱、直射日光に耐えうる素材で作りました。
困って居る方が意外と多い様です。


 


●ハーレーダビットソン車載スピーカーの修理依頼が来ました。
お客様のお話では純正品ペア購入すると5万円以上してしまうとの事で修理を行いました。
原因は、磁気回路スリットに鉄粉が入り込んでコーンが動かなく成って居ました。使用環境による特異な不良原因です。


 


ビクターFX-9のツィーター
腐食による断線が原因でした。ビクターのツィーターは大体同じ構造ですので他の機種も同様な断線が起こります。


 


●ALTEC 418‐9B
このユニットは鳴らなく成る物が多いです。金属疲労的断線です。


 


●Allison Acoustics CD6 ツィーターユニット
症状は音圧不足、歪。磁性流体の硬化が原因です。海外製のツィーターには磁性流体が入って居る物が多いです。


 


●jensen rp-201
症状は音圧不足、歪、時々鳴らず
原因は、磁気回路スリット固着、ダイヤフラムエッジ破れ、外部引出線切れ


 


●altec 409b
ウーハーもツィーター、も鳴らないと言う修理依頼品でした。コイルが焼けて居る可能性が高いと思ったのですが、幸いにも金属疲労、腐食による断線でした。


 


●ALTEC 419-8B
SANTANAなどに入っているユニットです。腐食によるボイスコイルの断線修理品です。


 


●アコースティックラボ社 ボレロ・グランデツィータ
振動板エッジが剥がれてしまう事が多いユニットです。


 


●GEC BCS1851
このユニットもビビり修理でした。メタルコーンです。


 


●ギャザードエッジで有名なHS-500ウーハーです。ビビり修理品
センターキャップ内がこんな事に成って居ました。片方だけらしいのですが。。両方とも同じ様に成って居ると思います。


 


●グットマン AXIOM301
ビンテージスピーカーユニットでは有名なユニットです。ペアで修理品が入って来ました。ビビリとエッジの撚れです。
ベースユニットとコーンバスケットフレームのビスの緩みで時期回路スリットへの接触、エッジの変形が原因でした。
ビスの緩みですが総分解が必要な修理です。


 


●テクニクスEAS-20PX70
エッジ劣化・同軸ツィーター鳴らず、ビビりの修理です
お客様の要望で購入価格より多くの費用を掛けてもこのスピーカーの音を聞きたいと言う事で修理させて頂きました。


 


●フォステクス FE208Super
フォステクスのこの種のユニットは強力なマグネットによりボイスコイルの断線が多いです。
ハンドメイドで専用に作ったエンクロージャーなのでユニットが鳴らなく成ると大変な事に成ります。


 


●Technics/EAS-10TH800A リーフツィーター
過大入力によりアルミリーフ部の焼損でした。
代替え品が無いので何としても直さなければ成りません。極薄のアルミ箔を繋げるのは神経を使います。


 


●Genesis V 珍しいタイプのリボンツィーターです。
普通の磁気回路上にリボンフィルムを載せた構造です。過大入力でアルミリボンが熔断したものでした。
アルミフィルムの半田付けはかなりのハイレベルな作業と成ります。


 


●LINNの修理依頼が来ました。アキュレイト212SE 3Kドライバアレイユニットと言う物らしいです。
修理内容は、振動板の凹みでしたが面白いユニットでした。ペア100万円ほどするらしいです。


 


B&W MATRIX 802 series3
歪、ビビリの発生ウーハー
最近、B&Wユニットの修理が多いです。メーカー修理ですと軽く5万円オーバーです。


 


●ウエスタンエレクトリック KS-10014 
最悪な状態からの修理でした。磁気回路に長期間水が溜まった状態だった様で磁気回路内、ボイスコイルが錆びてコーンが動かない状態のユニットでした。この手のスピーカーは中音域しか出ませんが根強い人気が御座います。


 


●ダイヤトーン PW-201
大変古いユニットで本来エッジも一体の紙コーンでしたが、エッジ部分が劣化して居りました。
エッジ部分をカットして新規にエッジを貼り込みました。コーン部分の補強、着色も行って居ります。


 


●JBL LE-8T エッジ交換
ロール付の人工皮革製のエッジ交換が出来る様に成りました。
今回はセンターキャップも交換希望でしたので、特別にマグネシュウム製にしました。オリジナルのアルミ製とは高域の伸びが違います。


 


●コーラル BETA-10
これは、ボイスコイル接触の為のビビリ、歪修理です。
こういった古い機種は、直しても直しても、違う箇所の不具合が発生して大変です。


 


●フォステクス G1300です。
当工房としてはメーカー対応して居る機種は修理受け付けして居ないのですが、ツィーターの凹み修理と言う形に受付ました。
メーカー修理ですとユニット交換で1本5万円以上と成るそうです。


 


ケンウッド LS-1000の鳴らず修理依頼品
ケンウッドのユニットは分解~組み立てが困難な作りで他の修理屋さんでは、断られると思います。この修理品はボイスコイルが焼損して居たのでコイルの巻き替えを行いました。


 


●ロジャースLS5/9のウーハー 異音修理依頼品でした。
古いユニットはどうしても出て来る不具合です。ボイスコイルの接触が原因です。
コーン、ダンパーを取り外してセンタリング調整です。


 


SONY SS-G5、G7、G9のツィーターです。
このツィーターは修理依頼の多い機種です。
断線、ボビン外れ、コイル焼損など様々です。ハイパスコンデンサー不良に成るために多い様です。


 


●来ました!マクソニック!
フィールド型のウーハーですのでDC電源が必要なんです。震災でコーン破れの修理でした。


 


●フォステクス T300です。巨大なツィーターでビックリです。
広範囲に腐食が広がって居て大変でした。砲金の塊なので結露が激しかったのだろうと推測します。


 


●コーラル 8CX-50 古いユニットですが時々修理が来る機種です。
同軸ツィーターとウーハーの両方が鳴らなかった物でした。古いユニットなので腐食による断線でした。


 


●有名なウエスタンエレクトリックのユニット整備です。WE728B 2本


●WE728Bのコーン修理です。修理痕があるユニットでした。コーンを取り外しての大作業と成りました。


●WE728Bコーン直し終了エッジも分離して交換して居ります。センターキャップも交換しました。


 


●ALTEC 604-8H リコーン
マルチアンプ駆動のお客様で完全にボイスコイルを焼損させてしまいリコーンと成りました。


 


●セレッションG12Mのリコーンを行いました。
リコーンと言ってもお客様の要望でコーンはオリジナルを使用してボイスコイルだけを交換しました。


ダイヤトーンのスタジオユーススピーカー2S-3003のツィーターの修理依頼が来ました。
ペア300万の凄いシステムですよ!ボロンB4cでありながら5センチコーンタイプです。


 


★JBL Ti1000のツィーター 型式「050ti」
ボイスコイル焼損でしたのでコイル巻き替えで対応しました。


 


●JBL J216のウーハーです。
この機種のウーハーも固着してしまいます。天下のJBLですがお粗末な接着ですね。


 


●JORDANWATTS JH-1000搭載のツィーターです。型番JORDANWATTS J51 51mm径 アルミ製の振動板です。


●JORDANWATTS J51のコーンを取り外した所です。
普通の構造のダンパーではなくセンターシャフトがダンパーの役目をして居ます。


●YAMAHA JA2071
エッジ交換、センターキャップ交換、コーン補修、フレーム塗装。
このユニットのセンターキャップはベリリュームなのですがボロボロに割れて居たのでアルミ製キャップに交換しました。
ヤマハ番LE8Tって感じでしょうか。


 


★パイオニア PT-150
鳴らず修理入って来ました。ベリリューム振動板の単品ユニットです。


 


●パイオニア PAT-30X 同軸 3ウエイユニットです。
ウーハーとホーンスコーカー、ホーンツィーターまで同軸にした凄い奴です。


 


●PAT-30Xのアッテネーター、ネットワークユニットです。
コンデンサー容量が大きく変化して居り、歪が発生して居りましたので全交換が必要でした。L,Cが接着剤固定で空中配線でしたので作業に時間が掛りました。