ユニットの修理 4


★pioneer s-f1 4ウェイ 平面ユニット

アップして居ませんでしたが、4ユニットのエッジ交換を手がけました。
特注の高耐久布エッジでの交換です。
中心のツィーターの断線修理も行ったユニットでした。
★交換期間は、年単位を想定して下さい。


 


Infinity Polydome KInfinity Polydome K★Infinity Kappa シリーズの Polydome K 張替したモノです。
★Infinity Kappa シリーズ最大のウィークポイントの対策品。
当工房専用品 エッジがラバー製 ドームがマグネシュム製
エッジをラバー製にした事によりオリジナルのポリドームの音に近ずける事が出来ました。
既に 50例ほどの実績が御座います。
交換工賃と部品代でペア ¥50,000円 と成ります。
コイル外部引出部分の腐食、仕掛が有る場合は、別途断線修理が必要と成りまして、別途費用が発生します。


 


●pioneer s-f1 高域ユニット
*pioneer s-f1のツィーターとスーパーツィーターです。
 ツィーターの断線修理を行いました。


 


●MANGERユニット
Audio Physic MEDEA のMANGER です。
このユニットは、ダブルのボイスコイルで振動板表面のリード線切れが発生します。片側だけ切れても鳴って居るので断線が判りにくい様です。


この画像もMANGERユニットで、裏面からです。
このユニットのもう一つのウィークポイントがビビリです。
駆動系と全面振動板の接合部分が剥がれてしまいます。
設計や接着剤の選択ミスかと思います。


 


DYNAUDIO C4 のツィーターです。
DYNAUDIO はハイエンドスピーカーですが、メッキの質が悪いのかこんな酷い状態に成ってしまいます。
ハイエンドなモノでもこれでは酷いです。
メッキが剥がれると、接着も剥がれてしまうので固着状態と成ってしまい、音が出ない~歪むと言った状態と成ります。
DYNAUDIO ツィーターは沢山修理に入って来ますので要注意ユニットです。


DYNAUDIO C4 のツィーター 分解画像~続きです。
ネオジムマグネットにもメッキがしてあり、これが剥がれて分離して砂鉄にまみれた状態です。マグネットから細かい砂鉄を取る事を想像してみて下さい。 テープなどで丹念に剥ぎ取る事に成ります。
ESOTAR2 系のユニットを使われた機種はいずれこう成ります。
その他、ネオジムマグネット使用のB&Wのユニットも同じ現象で問題発生のモノが近年増加傾向です。


 


●Acustik Lab Bolero のツィーター
ツィーターのエッジがウレタンなので、歪が出て来てそのまま鳴らすとコイル断線と成ってしまいます。
このツィーターは、磁気回路ズレも起きていてボビンも変形して居て修理が大変でした。
エッジはラバーシートを加工して張り込みます。
ボレロツィーターエッジ交換 ペア ¥24,000円です。
磁気回路スリットズレの場合は、別途見積もりと成ります。


 


●沢山のALTECドライバー
ドライバーはメンテナンスを行わないと歪が増えて来ます。


 


●YAMAHA JA0506
接続端子が差し込みタイプで使い勝手が悪い為、端子の交換を希望されるお客様が多い機種です。


 


●機種は不明なヘッドホン用ユニットで断線修理依頼品です。


 


●YL音響 ドライバー
ボイスコイルが小さくて繊細で断線修理はハイレベルな修理と成ります。


 


●ALTEC でもかなりビンテージ色の強いドライバー
このようなユニットは、あちらが立てばこちらが建たず状態で完品に成るのに根気と努力が必要です。